レインボーベビーとは?流産や死産を越えて宿る命の意味と家族の想い

レインボーベビーとは?流産や死産を越えて宿る命の意味と家族の想い

レインボーベビーとは?流産や死産を越えて宿る命の意味と家族の想いとはどんな影響があるのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

レインボーベビー(Rainbow Baby)という言葉は、欧米の当事者コミュニティから自然発生的に広まりました。その背景には、極めて象徴的で美しい比喩が込められています。

自然界において、虹は激しい嵐が去った後に空にかかります。ここでの「嵐」とは、流産、死産、子宮外妊娠、あるいは生後まもない赤ちゃんの死という、家族の心を引き裂くような過酷な喪失体験を指しています。そして「虹」は、嵐が完全に消滅したことを意味するのではなく、暗闇の中に現れた光と希望の美しさを表しているのです。

取材で出会った助産師は、「虹が出たからといって、激しかった嵐の事実や爪痕が消えるわけではありません。同じように、次の子が生まれたからといって、亡くなった赤ちゃんの存在が上書きされるわけではないのです」と語ります。レインボーベビーとは、過去の痛みを否定せず、その悲しみを抱きしめながら迎える奇跡の命に対する、敬意と慈しみを込めた呼称です。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。