混泳水槽内で最もメダカが飢餓状態に陥りやすいのが給餌タイムです。金魚の食欲は凄まじく、水面に浮いた餌も底に沈んだ餌も瞬く間に平らげてしまいます。
給餌の鉄則は「異なる比重の餌を時間差で投入する」手法です。まず水槽の片側に浮上性のメダカ専用小粒フードを少量散布し、金魚の注意がそちらに向かないよう、反対側の底層に向けて金魚用の沈降性ペレットを同時に落とします。あるいは、水面をアクリル板などで一時的に区切り、メダカだけに餌が行き渡るゾーンを意図的に作ることが推奨されます。給餌頻度は1日1〜2回、数分で食べ切れる量に厳格に制限し、金魚の急激な巨大化を抑制することが共存期間を延ばす秘訣です。
一方、屋外の睡蓮鉢などで行われるビオトープ屋外飼育においては、室内水槽とは異なる力学が働きます。自然光によって発生する植物プランクトンや微小生物が存在し、水草が繁茂した広大な水量(40リットル以上)が確保されていれば、互いに干渉せず共生できる確率が高まります。ただし、屋外であっても和金系の大型化は避けられません。初夏から秋にかけて水温が上昇すると金魚の運動量が爆発的に増えるため、季節ごとのサイズ観察と間引きが欠かせません。