メーターパネル中央や速度計付近に現れる三角マーク(!)は、車に搭載されたコンピューターが何らかの通知事項・異常を検知した際に光る統合警告灯(マスターウォーニング)です。
近年の車両は電子制御が高度化しており、個別の警告灯(シートベルトやブレーキなど)だけでは伝えきれない詳細な状態を、マルチインフォメーションディスプレイの警告メッセージとセットでドライバーに知らせる設計になっています。点灯の緊急度は、発光する「色」によって明確に分類されています。
マスター警告灯の黄色(オレンジ色)と赤色の違いは極めて重要です。国際標準化機構(ISO)の安全規格に基づき、車載警告灯は色ごとに危険レベルが定義されています。
黄色・オレンジ色の点灯は「注意・警告(Caution)」を意味します。即座に自走不能に陥る状態ではないものの、燃料残量警告、スマートキーの電池残量低下、ウォッシャー液不足、半ドアなどの確認事項が発生しているサインです。ただし、一部の電子制御系センサー異常でも黄色で点灯するため、軽視は禁物です。
一方、赤色の点灯・点滅は「緊急危険(Danger)」を示します。ブレーキ圧力の低下、油圧異常、冷却水温度の異常上昇、充電系統のトラブルなど、そのまま走行を続けると重大事故やエンジンの全損につながるリスクがあります。赤色が表示された場合は、安全な場所に直ちに停車しなければなりません。