混雑する京都のバスを避け、静寂を求める旅人が増えている。彼らが向かうのは、ガイドブックの隅にしか載っていないような地方都市だ。たとえば、四国の山奥にある限界集落や、東北の豪雪地帯。そこには、人工的に作られた観光地にはない「生きた生活」がある。SNSの普及によって情報が民主化された結果、誰も知らない場所へ行くこと自体がステータスになったのだ。
この変化は、地方経済に新たな風を吹き込んでいる。一方で、受け入れ側のインフラ不足や言語の壁といった課題も浮き彫りになっているが、旅人たちはそれすらも「冒険」として楽しんでいるようだ。