かつては輸入品に頼るしかなかったこの超激辛唐辛子だが、最近では日本国内の農家が温室栽培に乗り出すケースが目立っている。特に日照時間が長く温暖化が進む地方都市において、高収益を狙える新たな特産品として注目を集めているのだ。栽培の容易さと単価の高さが、苦境に立たされる地方農業の救世主に見えたのかもしれない。
しかし、現場は甘くない。収穫作業には防護服やゴーグルが必須であり、一歩間違えれば皮膚の化学火傷や呼吸器系への深刻なダメージを引き起こす。農家側も「単なる野菜を育てている感覚ではない」と、その危険性を吐露する。