伝統破壊から国民食へ。「蕎麦にラー油」が日本人の味覚を支配した本当の理由

伝統破壊から国民食へ。「蕎麦にラー油」が日本人の味覚を支配した本当の理由

伝統破壊から国民食へ。「蕎麦にラー油」が日本人の味覚を支配した本当の理由にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

日本の伝統的な蕎麦文化において、長らく「喉越し」こそが正義とされてきた。しかし、現代の食トレンドは明らかに「咀嚼(そしゃく)」へとシフトしている。ラー油蕎麦に使われる麺は、押し並べて太く、噛みごたえがあるのが特徴だ。顎を使ってしっかりと噛み締めることで、蕎麦粉の旨味とラー油の辛味が口の中でじわじわと融合していく。この「噛む快感」が、忙しい現代人のストレス解消や、強い満腹感に繋がっているという指摘もある。ずるずるとすするだけでなく、ガシガシと喰らう。これこそが新しい蕎麦の楽しみ方なのだ。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。