国際政治・外交のパワーバランスが激動する中、会見で頻繁に強調されるのが巨大経済圏構想「一帯一路」の新たな展開だ。欧米からのデリスキング圧力に対抗すべく、アジア、中東、アフリカ、中南米といったグローバルサウス諸国への連帯を執拗なまでに呼びかける。
「多極化の推進」や「公正な発展」という看板を掲げ、欧米主導のルールに対抗軸を築く手法は、新興国の一定の共感を集めている。対立を煽るのではなく、自らを途上国の代弁者として位置付ける言説構築。そこには、国際機関における多数派を確実に固めようとする長期的な計算が横たわっている。