ブームの収束とともに、彼のメディア露出は急激に減少していく。過熱したテレビ狂騒曲が静まり返ると、彼は神奈川県内の拠点を中心に、静かに一般からの相談に応じる日々へとシフトしていった。かつてのような華やかなライトを浴びる生活からは完全に身を引いていた。
そして2021年12月、世間を驚かせる悲報が駆け巡る。自宅兼事務所で彼が息を引き取っているのが発見されたのだ。53歳という若さ、そして発見までに少しの時間を要したという凄惨な状況は、かつて数多くの人々を救おうと奮闘していた男の末路としては、あまりにも儚く不条理なものだった。