Q1:普通科高校からでも美術予備校に通わずに合格できますか?
A1:東京藝大や五美大の難関専攻(デザイン科・油画科など)に関しては、独学での合格は極めて困難です。出題傾向に合わせた表現技法や時間配分の習得、他者の作品と比較される環境が不可欠なため、大半の合格者が高校2〜3年生から美術予備校(すいどーばた美術学院、新宿美術学院、御茶の水美術学院など)に通学しています。ただし、総合型選抜であれば、学校の美術教員の指導と徹底した自己PR対策で合格を掴む例もあります。
Q2:油画科や日本画科などのファインアート専攻の就職先はどうなっていますか?
A2:作家活動を継続する人が一定数いる一方、教員免許を取得して美術教諭になる人や、Illustrator/Photoshopなどのデジタルスキルを自力で習得してゲーム会社やデザイン事務所、美術館・ギャラリーの学芸員、一般企業の総合職へ就職する人も多数存在します。ファインアートで培った「ゼロから作品を生み出す胆力」は、企画職やプロデューサー職でも高く評価されます。
Q3:東京五美大と関西四美大では就職活動において地域差がありますか?
A3:首都圏に本社を置く大手広告代理店、メガIT、グローバルメーカーの本社デザイン部門への就職実績においては、地理的利便性やOB・OGネットワークの観点から東京五美大(特に多摩美・武蔵美)が優位に立ちます。一方、関西四美大は京都・大阪を中心とする関西圏の優良企業や、ゲーム・アニメーション・コンテンツ制作会社への太いパイプを持っており、志望する業界と就労地域によって評価が分かれます。