サイコパスに関する言説には、深刻な誤謬やバイアスが混ざり合っています。安全を確保するためには、こうした迷信を排除しなければなりません。
誤解①:「顔が怖い人や凶相の人がサイコパスである」
実際は正反対です。真に危険なサイコパスほど、人当たりの良い柔和な笑顔と洗練されたマナーを身につけています。人相学的な「強面(こわもて)」を警戒していると、爽やかなエリート風の人物に足元をすくわれます。
誤解②:「目を合わせない人が怪しい」
視線を逸らすのは、社交不安や内向的な性格のサインであることが大半です。サイコパスはむしろ、常人以上に強烈かつ持続的なアイコンタクトを意図的に仕掛けてきます。
誤解③:「サイコパスは全員犯罪者になる」
カナダの心理学者ロバート・ヘア博士らの研究によると、サイコパスの多くは刑務所ではなく、企業の経営層、政治家、外科医、弁護士など、冷徹な決断力が求められる高プレッシャーな職業で成功を収めています。彼らは「ルールを破らずに他者を合法的に搾取する術」に長けています。