Q1:加熱したトマトジュースや水煮缶でも、生のトマトと同じ効果は得られますか?
A1:むしろリコピンの吸収率に関しては、加熱加工されたトマトジュースや水煮缶のほうが優れています。熱を加えることでトマトの強固な細胞壁が破壊され、リコピンが「トランス型」から体内へ吸収されやすい「シス型」へと構造変化するためです。ただし、市販のジュースを選ぶ際は「食塩無添加」かつ「砂糖不使用」の製品を選定することが大前提となります。
Q2:トマトの皮や種は消化に悪いと聞きますが、取り除いて食べるべきですか?
A2:胃腸の手術直後や激しい胃痛がある場合を除き、皮や種ごと食べることを推奨します。抗酸化物質や食物繊維(ペクチン)は、実の部分よりも皮の周辺に高密度で存在しています。消化不良が気になる場合は、細かく刻んでスープにするか、ブレンダーで粉砕してポタージュ仕立てにすると胃腸に負担をかけずに栄養を余すところなく摂取できます。
Q3:1日の適量はどのくらいですか?朝以外の時間に食べると無意味ですか?
A3:適量の目安は、大玉トマトなら1日1個(約150〜200g)、ミニトマトなら5〜8個程度です。朝の摂取がリコピン吸収率の観点から最も効率的であることは科学的に証明されていますが、昼や夜に食べたとしても無意味になるわけではありません。夜に食べる場合は身体を冷やさないよう温かいスープや温野菜として取り入れるなど、調理法を工夫することでデメリットを完全に相殺できます。