ネット上の盛り上がりは、現実の物販現場においてどのような熱狂として現れているのでしょうか。全国主要都市のカプセルトイ専門店やサンリオ直営店、さらにはヴィレッジヴァンガードやしまむら等の流通現場を取材すると、その熱量の凄まじさが浮き彫りになります。
近年発売されたカプセルトイ(ガチャガチャ)の「めじるしアクセサリー」や「ミニチュアフェイスポーチ」は、設置からわずか48時間以内に完売告知を出す店舗が相次ぎました。1回300円〜400円という手頃な価格帯も手伝い、ファンが両替機に並んでコンプリートを目指す姿が日常茶飯事となっています。都内のカプセルトイ専門店スタッフは次のように証言します。
「ハローキティやシナモロールといった主力キャラを求めて来店されたお客様が、ニャニィニュニェニョンの筐体を見つけた瞬間に歓声を上げ、まとめて回されるケースが非常に目立ちます。特にニュ(哺乳瓶)の人気は凄まじく、交換を求めるSNSの投稿が設置当日の夜から無数に立ち上がります」
SNS上での反響を定量・定性面から分析しても、「普段キャラクターグッズを買わないけれど、このパステル感は部屋のインテリアになじむ」「5匹並べたときの圧倒的多幸感がたまらない」といった投稿が目立ちます。また、サンリオピューロランドでのレトロイベント開催時には、昭和テイストのファンシーなコーディネートに身を包み、ニャニィニュニェニョンのヴィンテージ風ぬいぐるみポーチを下げたファンの姿が目立つなど、単なる「可愛い」を超えたファッションアイコンとして定着している現場の実態が確認できます。