インターネット上で常に注目を集めるヒカキンとシバターの関係ですが、結論から言えば二人は個人的な憎悪で対立しているわけではありません。二人の構図は、プロレスにおける「ベビーフェイス(正義役・ヒカキン)」と「ヒール(悪役・シバター)」の関係性に極めて近い構造を持っています。
YouTube黎明期である2010年代前半、まだ動画クリエイターという職業が一般認知されていない時代から二人は活動を開始しました。当時のオフ会や公式イベントなどで直接顔を合わせる機会もあり、シバター自身も過去の配信や手記において「礼儀正しく腰が低い好青年」とヒカキン個人の人柄を高く評価する発言を残しています。
表層的な不仲説が過熱した背景には、シバターが確立した「物申す系」というジャンルの特性があります。聖人君子として子どもから親世代まで絶大な支持を集めるヒカキンを仮想敵に仕立て上げ、痛烈に批判することで、アンチ層や刺激を求める視聴者の受け皿となるビジネスモデルを構築したという経緯が存在します。