学年誌で圧倒的な人気を獲得したドラえもんは、1974年8月に発売された『てんとう虫コミックス第1巻』によって全国規模の社会現象へと発展します。
当時、学年誌の連載作品は単行本化されないのが通例でしたが、子どもたちからの熱烈なリクエストに応える形で単行本化が実現。発売されるやいなや記録的な大ベストセラーとなり、日本の漫画界における単行本ビジネスのあり方を大きく塗り替えました。
さらに1977年には、ドラえもんをいつでも好きなだけ読みたいという読者の声に応えるべく、雑誌『コロコロコミック』が創刊されます。創刊号の実に200ページ以上をドラえもんが占めるという異例の構成でスタートし、学年誌を卒業した子どもたちの受け皿となってブームを決定づけました。こうして築かれた強固なファン基盤が、1979年のテレビアニメ化、そして1980年の映画化へと直結していきました。