ナップサックの使い勝手を大きく左右するのが、紐の「太さ」と「材質」です。紐の選定を誤ると、「肩が痛くて背負っていられない」「口が固くて子供の握力では絞れない」といったトラブルの原因になります。
紐の太さ(径)については、「中太(直径約5mm〜6mm)」が最も推奨されます。
- 細(直径約3mm〜4mm):巾着袋には適していますが、ナップサックとして背負うと荷重が1点に集中し、肩に強く食い込んで痛みを感じます。特に体操服や上履きを入れて重くなった状態では、長時間の歩行に耐えられません。
- 太〜極太(直径約7mm〜9mm以上):肩への当たりは柔らかくなりますが、生地の紐通し口(通し幅2.5cm以下の場合など)の摩擦が大きくなり、子供の力では口をきつく閉じることが困難になります。
素材に関しては、手芸用コードの定番であるアクリル100%(カラーアクリルコード)が最もバランスに優れています。綿(コットンコード)は風合いが良い反面、洗濯を繰り返すと縮みやすく摩擦が強くなり、滑りが悪くなります。ポリエステルやナイロンコードは滑りが良すぎて結び目がほどけやすい難点があります。アクリルコードは発色が良く、水濡れに強く、適度な摩擦力で結び目がほどけにくいため、毎日の通学・通園用途に最適です。