工事用の仮囲いが長く続いてきた現場周辺では、地域住民や来訪者からさまざまな本音が寄せられています。SNSや地元住民コミュニティの声を精査すると、過度な期待と長期化する工期への諦めの双方が浮き彫りになってきます。
近隣タワーマンションに暮らすファミリー層からは、「有明アリーナ周辺は夜間の散歩コースとして素晴らしいだけに、水辺のフェンスがいつ外れるのか待ち遠しい」「ベビーカーで砂遊びができる場所が身近にできれば休日の過ごし方が劇的に変わる」といった前向きな期待が根強く存在します。有明アリーナ前のプロムナードを先行して利用するランナーからも、路面のクッション性や運河越しの景観について高い評価が聞かれます。
一方で、手厳しい声が上がっているのも事実です。ネット上の口コミでは「五輪が終わってから何年経っても全面開園のアナウンスがない」「フェンスの向こうで雑草が生い茂っていた時期があり、税金の投じ方に疑問を感じた」といった不信感交じりの指摘も散見されます。東京都港湾局が詳細な工程表を広く広報してこなかったコミュニケーション不足が、ファンのフラストレーションを増幅させた側面は否定できません。