クレヨンしんちゃんのシールコレクションにおいて、常にファンの注目を集めるのが「レア」および「シークレット」の存在です。特に東ハトが発売する「チョコビ」に封入されているおまけシールは、2006年の発売開始以来、数十弾に及ぶシリーズを展開してきました。
歴代シリーズの中でも、ホログラム加工や金箔押し加工が施された特殊仕様は、1ボックス(約20個入り)を開封しても1枚出るかどうかという極めて低い排出率に設定されているケースが一般的です。歴代の映画公開記念弾や周年記念弾で登場した「金色に輝くワニ山さん」や「特別衣装のしんのすけ&野原一家」などは、オークションサイトやフリマアプリ上で発売当時の定価(約130円〜150円)を遥かに超える数千円規模のプレミア価格で取引される事例も確認されています。
しかし、現場のコレクター間では「過度な買い煽り」に対する冷静な視点も広がっています。玩具業界関係者の証言によると、「メーカー側の設計としては、あくまで子どもたちが日常のおやつ体験の中で偶然出会えるサプライズとして封入率を調整している」とのことです。特定のシークレットを狙って大量購入する大人の「大人買い」現象も見られますが、正規ルートでの地道な開封こそがコレクション本来の醍醐味といえます。