大手進学塾の指導担当者や模試採点現場へのヒアリングによると、リトマス試験紙酸性アルカリ性の判定問題における誤答率は、初学者や直前期の模試において約35〜42%に達します。間違える要因は単純な暗記不足だけではありません。
特に頻出する典型的な失点トラップは以下の3点です。
- 中性水溶液の反応記述漏れ:「食塩水(中性)に赤色・青色リトマス紙をつけた時の変化」を問われ、どちらも「変化しない」と書くべきところを、片方を無理にどちらかの色に変色させてしまうミス。
- 色の変化方向の逆転:「酸性=赤」という結果の色だけを覚えており、「赤から青」になったのか「青から赤」になったのかの矢印の向きを取り違えるケアレスミス。
- 指示薬ごとの色混同:BTB溶液の酸性(黄色)やフェノールフタレイン溶液のアルカリ性(赤色)と、リトマス紙色の変化が試験中に混ざり合ってしまう混乱。
知識を単体で詰め込むのではなく、次章のように指示薬全体を体系化して整理することが、失点を防ぐ最短ルートになります。