竜ヶ岩洞の一般公開ルート(約400メートル)には、数万年以上の歳月が織りなす自然の造形美が連続して現れます。洞内へ足を踏み入れると、外界の喧騒から一変し、ひんやりとした静謐な空気に包まれます。竜ヶ岩洞の気温は年間を通じて約18℃と極めて安定しており、夏場は「涼しい天然クーラー」、冬場は「心地よい温もり」を感じられる環境です。
順路中盤で突如として現れるのが、施設最大のハイライトである「黄金の大滝」です。地底の空洞を落差約30メートルにわたって一気に流れ落ちる瀑布の景観は、全国の鍾乳洞の中でも屈指の迫力を誇ります。滝の周囲には心地よいマイナスイオンが立ち込め、ライトに照らされた水飛沫が黄金色の輝きを放つ様子は圧巻の一言に尽きます。
洞内には他にも、天井から垂れ下がる無数の「鍾乳石」、下からタケノコのように伸びる「石筍(せきじゅん)」、そして両者が結合して一本の柱となった「石柱」など、学術的にも貴重なポイントが50カ所以上点在しています。洞内は完全に屋根に覆われた閉鎖空間であるため、雨の日の観光としても天候悪化を気にせず快適に回遊できる点が大きな強みです。