日本中が騒然となったのは2003年2月のことでした。当時「市川新之助」の名で若手歌舞伎界のトップランナーとして絶大な人気を誇っていた海老蔵に対し、写真週刊誌が「1歳になる非嫡出子(隠し子)が存在する」とスクープを報じたのが発端です。
報道直後、海老蔵は逃げ隠れすることなく、都内のホテルで緊急の単独記者会見を開きました。会見場で海老蔵は、報道内容を全面的に認めた上で、相手女性との出会いについて率直に語っています。二人の出会いは1995年頃、海老蔵が高校時代に通っていた知人の紹介がきっかけでした。その後、交際に発展し、2001年に妊娠が判明。2002年1月に第1子となる長女が誕生したという経緯が明かされました。
歌舞伎界の名門・成田屋の御曹司のスキャンダルでありながら、堂々と自らの言葉で事実を認め、終始落ち着いた態度で質疑応答に応じた姿は、当時のメディア界でも極めて異例な記者会見として強い印象を残しました。