竹野内豊さんの人気を決定づけたのが、1996年放送のフジテレビ系月9ドラマ『ロングバケーション』です。主人公・葉山南(山口智子さん)の弟で、ワイルドかつ奔放な性格の葉山真二役を熱演。無精髭をたくわえ、ピアノを情熱的に弾きこなすそのアンニュイな色気は、従来の正統派美男子像を鮮やかに塗り替えました。
そして1997年、反町隆史さんとのW主演で伝説となった『ビーチボーイズ』が放送されます。エリート商社マンとしての将来に悩み、海辺の民宿「ダイヤモンドヘッド」に流れ着いた鈴木海都役を演じた竹野内さん。反町さん演じる快活な桜井広海との対比は完璧なコントラストを描き出し、平均視聴率23.7%、最高視聴率26.5%という驚異的な記録を打ち立てました。
当時の若者たちの間では、反町派と竹野内派で人気を二分する一大ムーブメントが発生。ビーチサンダルにラフなシャツを羽織るスタイルが大流行するなど、ファッションシーンにも計り知れない影響を与えました。