大の里(本名:中村泰輝)の強さの土台は、幼少期からの英才教育とアマチュア相撲での輝かしい実績によって築かれました。石川県河北郡津幡町出身の彼は、相撲指導者であった父親の影響で幼少期から廻しを締め、新潟県の海洋高校を経て名門・日本体育大学へと進学しました。
大学時代には1年生で学生横綱に輝き、その後もアマチュア横綱を2度獲得するなど、アマ相撲界のタイトルを総なめにしました。日本体育大学相撲部で叩き込まれた徹底的な基礎鍛錬と、論理的なウエイトトレーニングの融合が、プロ入り直後から即戦力として通用する肉体と精神の基盤を作ったのです。
また、大の里を語る上で欠かせないのが、郷土である石川県への強い愛情です。2024年元日に発生した能登半島地震に際し、被災地に勇気を届けるという強い使命感が彼の相撲を精神面から支えました。支度部屋でのインタビューでも「地元の方々に少しでも明るいニュースを届けたい」と繰り返し語っており、個人の栄誉を超えた重みのある覚悟が、勝負どころでの底力となっています。