公式が喧伝する利便性の裏にある、生々しいユーザー体験はどうなっているのでしょうか。SNSや大手匿名掲示板、Q&Aサイト等に蓄積された数百件のフィードバックを精査すると、利用者の本音が浮かび上がってきます。
ポジティブな評価として際立つのは、「クリエイターとの距離感」と「コンテンツの即時性」です。取材に応じた20代の男性ユーザーは次のように語ります。
「大手SNSではBAN(アカウント凍結)対象になるような過激なイラストや実験的なラフ画が、ファンティア限定で次々と公開される。月額500円程度のワンコインで、作家の創作過程を特等席で眺められる感覚は、単行本や同人誌の完成品を買うのとはまったく異なる充足感がある」
一方で、不満やトラブルの声として頻出するのが以下の2つの事象です。
- コンテンツ未更新のまま放置される「放置ファンクラブ」問題:加入したものの、クリエイターが数ヶ月間投稿を行わず、月額課金だけが引き落とされ続けるトラブル。
- 月末締めによる二重請求の錯覚:ファンティアの月額課金システムは加入日に関わらず毎月1日〜末日を1サイクルとして計算されます。例えば4月28日に加入した場合、わずか3日後の5月1日には翌月分の月額料金が発生します。これを知らずに登録した初心者から「入ったばかりなのに二重に請求された」という苦情が絶えません。
現場目線での鉄則は、「加入するなら月初の1日〜5日を狙うこと」、そして「入会前にクリエイターの過去の投稿頻度(直近1〜2ヶ月で定期更新があるか)を確認すること」の2点に尽きます。