昭和歌謡の金字塔「思い出の渚」誕生秘話!舞台の海と加山雄三の真相

昭和歌謡の金字塔「思い出の渚」誕生秘話!舞台の海と加山雄三の真相

昭和歌謡の金字塔「思い出の渚」誕生秘話!舞台の海と加山雄三の真相の要点を詳しく解説してご紹介します。

1966年から1969年にかけて巻き起こったGSブームの中で、ザ・ワイルドワンズが放ったサウンドは極めて特異なポジションを確立していました。当時の音楽シーンにおける主要グループの代表曲と客観的データを比較すると、その立ち位置の違いが明確になります。

楽曲名 / バンド発売時期・売上実績音楽的アプローチ・楽器編成編集部の見解・歴史的評価思い出の渚
ザ・ワイルドワンズ1966年11月
公称100万枚超12弦アコギ主導、植田のドラムス&ハイトーンボーカル不良性を完全排除。健全なカレッジポップスを定着させた。ブルー・シャトウ
ジャッキー吉川とブルー・コメッツ1967年3月
約150万枚(レコ大受賞)フルート導入、欧州調クラシカル歌謡、スーツ着用大人の歌謡曲として全世代に受容され、社会現象化。僕のマリー
ザ・タイガース1967年2月
約40万枚ストリングス多用、アイドル性の高いビートポップス少女ファンの熱狂を呼び、ビジュアル重視型GSの起点に。夕陽が泣いている
ザ・スパイダース1966年9月
約120万枚ファズギター、浜口庫之助による哀愁歌謡メロディ和製リバプールサウンドの基礎を固め、GSブームを点火。

ギター愛好家の間で現在も研究が続けられているのが思い出の渚 コード進行の妙味です。キーは原曲でAメジャー(カポタスト等の使用で演奏されることも多い)。基本進行は「A - F#m - D - E7」という王道の循環コード(1-6-4-5進行)を採用しながらも、Bメロへの展開部で巧みに挟み込まれる代理コードと、植田芳暁によるドラムスを叩きながらの澄み渡るハイトーンボイスが、単調さを微塵も感じさせません。親しみやすいコードワークでありながら、12弦ギターの開放弦がもたらす倍音成分が重なることで、立体的な音響空間を構築しています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。