ロックンロールバンド・横浜銀蝿の弟分として颯爽とデビューを飾った嶋大輔の歩みは、日本のポップス史における「不良カルチャーのメインストリーム化」と軌を一にしています。デビュー曲『Sexy気分の夜だから』に続き、発売日1982年4月28日にリリースされた2ndシングル『男の勲章』は、オリコン週間チャート最高3位を記録し、累計70万枚を超える大ヒットを記録しました。
当時のインタビューや関係者の証言によると、横浜銀蝿のギタリスト・Johnnyが手掛けたこの楽曲は、単に喧嘩の強さを誇示するものではなく、思春期特有の孤独感や大人への不信、その裏返しとしての仲間への絶対的な忠誠心を描写することに主眼が置かれていました。学ランとリーゼントという強烈なビジュアルアイコンとともに、嶋大輔は一躍トップアイドルの座へと押し上げられたのです。
その後、嶋大輔の経歴ヒット曲としては、ドラマ『天まであがれ!』主題歌『暗闇をぶっとばせ』や、自ら主役を務めた特撮ドラマ『超獣戦隊ライブマン』の主題歌などが挙げられます。俳優としても存在感を発揮し、大衆的な人気を不動のものとしました。