検索窓に大学名を入力すると、サジェストワードとして「やばい」という不穏な言葉が表示されることがあります。この岐阜聖徳学園大学のやばい噂の真相を追究していくと、3つの背景が浮かび上がってきます。
1つ目は、「教育学部の実績が突出していることへの驚き」です。一般的な大学序列において、偏差値50前後の地方私立大学が、国公立大学である愛知教育大学や岐阜大学と肩を並べる規模で教員を輩出している事実は、大学受験業界において「実績がやばい(凄まじい)」という文脈で語られます。ポジティブな驚嘆表現が、ネットの断片的な言説の中でネガティブな疑惑表現へと変異した典型例です。
2つ目は、「教員志望学生の学習密度と規律の厳しさ」です。採用試験対策が本格化する3年次から4年次にかけて、学生たちは膨大な学習課題、模擬授業の指導案作成、面接対策に追われます。周囲が一般的な就職活動を終えて遊んでいる時期にも、教育学部の学生は夜遅くまで自習室に籠もって筆記試験や面接練習に取り組むため、「課題が多すぎて生活がやばい」という在学生の悲鳴がSNS上で拡散された経緯があります。
3つ目は、「キャンパス間の立地格差と学生気質の違い」です。郊外に位置する岐阜聖徳学園大学羽島キャンパス(教育・看護・外語)と、市街地寄りの岐阜キャンパス(経済情報)では、学生の学習文化や生活スタイルに大きな温度差があります。教育・看護系の「資格至上主義」のストイックさと、一般的な文系学生の気質が混在していることが、外部から見たときの学内評価のブレにつながっています。