世間一般において、グループアイドルの活動停止は実質的な「解散」を意味することが少なくありません。しかし嵐は頑なに「解散」という言葉を拒み、「活動休止」という表現を一貫して守り抜いています。その最大の理由は、ファンに対する誠意と、メンバー自身が持つ嵐という場所への絶対的な愛着にあります。
活動休止中も運営が続けられている嵐ファンクラブは、推定会員数300万人以上を誇る日本最大級のコミュニティです。休止期間中も会費を維持しながら会員限定コンテンツの配信や記念品の送付が行われており、ネット上では「なぜ活動していないのにファンクラブが続くのか」という議論が巻き起こることもありました。しかし、この継続性こそが「5人がいつでも帰ってこられる家」を維持するための強固なインフラとなっています。
関係者の証言によると、ファンクラブを閉鎖してしまうと、いざ再始動する際の再組織化に莫大なコストと混乱が生じるだけでなく、ファンとの公式な接点が失われてしまいます。「ファンクラブが存在し続けること自体が、嵐が存続している最大の証明である」という共通認識が、メンバーと運営サイドの双方に共有されているのです。