どんなに素晴らしい収納棚を導入しても、環境のコントロールを怠れば紙は劣化する。プロが実践している秘伝の裏ワザは、湿気と光のマネジメントだ。収納ボックス内部には必ず中性紙を挟むか、シリカゲル乾燥剤を同梱しておくこと。これだけで、日本の湿潤な気候によるページの張り付きやカビの発生率を格段に下げることができる。
また、お気に入りの表紙を部屋に飾りたい場合は、UVカットアクリル板を採用したフレームを使用するのが鉄則だ。直射日光はもちろん、室内の蛍光灯やLEDから照射される微弱な紫外線であっても、長期間晒されれば表紙の色あせを引き起こす。定期的に展示する冊子をローテーションさせる工夫を加えれば、傷を一切つけずにアートギャラリーのような空間を長期にわたって楽しむことができる。