茂木欣一というミュージシャンは、スカとレゲエというジャマイカ発祥の音楽を、日本独自のポップスとして見事に花開かせた第一人者だ。スカのグルーヴが持つ陽気な躍動感と、レゲエが持つ深くゆったりとした浮遊感。この一見対極にある要素を、卓越したドラミングで自在に行き来する。
トップドラマーとしての精度はもちろんのこと、メロディのニュアンスを繊細に捉える歌唱力が加わることで、彼のサウンドは聴く者の心にダイレクトに響く。ジャンルを超えた多角的なアプローチは、現在の日本の音楽シーンにおいて多くの若手アーティストたちに強い影響を与え続けている。