「不死身の杉元」こと杉元佐一と土方歳三は、時に利害の一致から手を組み、時に金塊の使い道を巡って鋭く対立する緊張感に満ちた協力関係を築いていました。土方は杉元の戦場仕込みの突破力を認め、杉元もまた土方の底知れない器量と覚悟に一目置いていました。
物語のクライマックス、五稜郭での最終決戦において、土方は因縁深き地で第七師団を迎え撃ちます。かつて敗れた場所で再び命を賭して戦い、激闘の末に致命傷を負いながらも、自身の遺志と未来を杉元やアシㇼパたち次世代へと託し、誇り高くその生涯を閉じました。最期まで侍として戦い抜いた散り際は、本作屈指の感動的な名場面として語り継がれています。