実写とグラフィックの融合を果たす本プロジェクトにおいて、クリエイティブの主導権を誰が握るのかは最大の関心事だ。業界内では、日本を代表するヒットメーカーである新海誠監督の持つ緻密な色彩感覚と感情的な抒情性が取り入れられるという説が浮上している。一方で、圧倒的なメカニック描写と破壊的な演出美学で世界を魅了する庵野秀明氏の存在感も囁かれて離れない。
日本のアニメーション表現を世界のトップへと押し上げてきたこの二人の異能が、どのような形で本企画に関与しているのか。あるいは互いの美学が拮抗する現場で、どのようなシナジーが生まれているのか。ある制作スタッフは「相反する二つの才能が擦れ違う瞬間に生まれる火花こそが、この作品の真の動力源だ」と語る。日本のアニメ史における金字塔となることは間違いない。