プラスチック製のディスポーザブル(使い捨て)ライターは、日本産業規格(JIS S 4801)において使い捨てライター耐熱温度として「50℃の環境下に数時間置いてもガス漏れや破裂が生じないこと」が定められています。しかし、一般的な家庭用電気乾燥機(ヒーター式)の内部温度は約60℃〜70℃に達し、業務用の大型ガス乾燥機に至っては80℃を超える高温で乾燥が行われます。
耐熱限界を超えた環境に晒されたライター内部では、液化ガスが急激に気化・膨張します。このとき、内圧の上昇にプラスチック樹脂製のタンクが耐えきれなくなり、継ぎ目からガスが一気に噴き出す、あるいはタンク自体が粉々に吹き飛ぶガスライター熱暴走を引き起こすのです。
特に安価な製品や長期間保管されて樹脂が劣化した製品では、想定よりも低い温度で破損するケースが報告されています。実際に消費生活センターなどへも、高温環境に置かれたことによる100均ライター破裂事故の相談が寄せられており、乾燥ドラムという金属製の密閉容器内で破裂が起きれば、その衝撃と危険性は跳ね上がります。