日本のファンにとって最大の関心事は、ボストンのラインナップで異彩を放つ吉田正尚のバットコントロールだろう。三振率の極めて低い彼の打席は、相手投手にとって最もストレスの溜まる時間となる。ファウルで粘り、甘い球を的確に捉える技術は、チームの攻撃リズムを作るうえで欠かせない。
トロントやボストンと対峙する日本人メジャーリーガーたちの存在もまた、このカードに特別なドラマを付け加える。マウンド上での一球一球に込められた意地と、それを打ち砕こうとする打者の執念。日米の野球ファンが深夜や早朝のテレビ画面に釘付けになる理由は、ここにある。