お笑い芸人としてブレイクを果たすまで、よしこは極めて多才かつ地に足の着いた職歴を歩んできました。彼女の人間味あふれる温かいキャラクターは、この下積み時代の現場経験によって育まれたものです。
高校卒業後、よしこは老人ホームで看護助手として約3年間勤務していました。排泄介助や入浴介助、食事のサポートなど、過酷かつ細やかな気配りが求められる医療・介護の現場で高齢者と真摯に向き合っていた経験は、現在も共演者やスタッフへの礼儀正しさとして芸能界屈指の評判につながっています。
その後、大阪へ移り住みNSC(吉本総合芸能学院)に通い始めたよしこは、極貧の下積み生活を支えるためにミナミのスナックでアルバイトを開始します。持ち前の愛嬌と聞き上手な接客、そして当時の整った容姿も相まって、彼女は瞬く間に常連客を掴み、「チーママ」を任されるほどの看板娘となりました。当時の月収はお笑い芸人としての収入が月1500円に満たない時期もあったため、スナックでの勤務が生活の生命線だったと本人が特番インタビューで語っています。