数年前、新大久保のメイン通りを埋め尽くした若者たちの手元にあった串付きスナック。それが今、日本全国津々浦々のレジ横什器に整然と並んでいる。この変化は偶然ではない。コンビニエンスストア業界が長年培ってきたフライヤー調理技術と、急速冷凍技術の進化がもたらした必然の結実だ。
本場の屋台で味わうような「外側ザクザク・中とろり」の二段構え食感を、いかに保温ケースの中で維持し続けるか。各社の開発担当者たちが試行錯誤を重ねた結果、衣の配合比率やパン粉の粒度、さらには串の太さに至るまで、驚くほど緻密な計算が施されるようになった。