生理を早める処方では、主に中用量ピル(プラノバールなど)が長年用いられてきた。中用量ピルを使う場合、ずらしたい生理の「ひとつ前の生理」が始まった数日後(多くは3〜5日目)から10〜14日間ほど服用を続け、その後内服をストップする。服用をやめてから2〜3日程度で生理が起こるため、大事なイベントの前に出血を完了させることができる。
一方、近年は吐き気や頭痛などの副作用を軽減するため、低用量経口避妊薬(低用量ピル)を選択するケースも増えている。普段から低用量ピルを服用している人であれば、実薬の服用日数を調整するだけで比較的スムーズに前倒しが可能だ。ただし、早める移動は「ずらしたいイベントの前月」から準備を始める必要があり、直前の駆け込みでは対応が難しくなる点に注意したい。