オキシ漬けをした後に「乾いたらなぜか黄色いシミが浮かび上がってきた」という経験はないだろうか。この現象の犯人は、生地に残った「アルカリ性成分」と「紫外線」の反応だ。キャンバススニーカーなどの綿素材はアルカリ成分を保持しやすく、そのまま天日干しをすると日光と反応して黄色く変色してしまう。
このトラブルを防ぐ極秘テクニックが、最後のすすぎ工程で行うクエン酸による中和作業である。
オキシ漬けを終えてぬるま湯でしっかりすすいだ後、バケツ一杯の水に小さじ1杯程度のクエン酸(または酢)を溶かし、そこに靴を5分ほど浸す。弱アルカリ性に傾いた生地のpHを酸性で中和することにより、乾燥後の黄色化を根本から防ぐことができる。プロのクリーニング業者も実践する、まさに劇的リセットの決め手と言える工程だ。