前橋市が掲げてきた「めぶく(Where Good Things Grow)」という都市ビジョン。官民が一体となって街の価値を高めるこの動きと、商業拠点の再編は強く結びついている。単なる一企業の利益追求にとどまらず、「この街に住むことの満足度をどう高めるか」という視点が、MD(商品計画)の端々にまで浸透している。
地元のクリエイターや農家と直接契約を結び、中間コストを削減しながら高品質な商品を適正価格で提供するモデル。あるいは、地域のイベントやアートフェスティバルと連動した催事設計。こうした地域密着型のガバナンスが功を奏し、ECサイトでの買い物に慣れ親しんだ世代にとっても、「わざわざ足を運ぶ価値のある場所」として再認識されるに至った。