土俵の最高権威である立行司の筆頭・木村庄之助ともなれば、月給は最高ランクの基本給に各種手当が加算され、推定年収は1,500万円から2,000万円前後に達する。同じく立行司である式守伊之助もこれに準ずる高額報酬を得ており、相撲界における最高峰の職人としての地位が金銭面でも保証されている。
一方、ピラミッドの底辺に位置する序ノ口格や序二段格の若手行司の基本手当は、月額にしてわずか4万円から5万円程度。もちろん相撲部屋での衣食住は提供されるものの、自由に使える小遣いは極めて限られる。最高峰の立行司と入門したての見習い行司との間には、実に30倍以上の待遇格差が存在しているのがシビアな現実だ。