塩を用いたお祓いや清めの文化は、日本人の精神風土に深く根ざしている。近代的なスピリチュアル・ウェルネスの思想においても、塩は外界からの雑多なエネルギーを遮断し、場と身体をリセットする強力なエレメントとして重宝されてきた。
特にスピリチュアルカウンセラーの江原啓之氏は、長年にわたり著書やメディアで「塩が持つ清めの力」と心身の相関関係について言及している。江原氏によれば、塩風呂は単に身体の汚れを落とすだけでなく、日々の生活で蓄積した感情の澱や他者からの「気」の影響を塩風呂で浄化するための実用的な儀式でもある。精神的な重荷を解放するプロセスで一時的な好転反応のような疲労感を覚えるのも、エネルギーの再配置が行われている証拠と捉えられるのだ。