グループのビジュアル史を語る上で欠かせないのが、講談社から刊行されているメガヒットシリーズ乃木撮である。メンバー同士が日常の楽屋や舞台裏で互いにカメラを向け合うこの試みは、プロの写真家でも引き出せない、限界までリラックスした無防備な素顔を白日の下に晒した。
メイクを落とした素肌の笑顔、メンバーの膝枕で眠り込む姿、おどけた表情。大手出版社の集英社が手がける各メンバーのソログラビア写真集が「非日常の美」を極める芸術作品であるならば、『乃木撮』は徹底した「日常の愛おしさ」の記録だ。この両輪が完璧に機能しているからこそ、ファンは彼女たちの多面的な魅力に深く魅了され続ける。