会場を彩るヒュッテ(木造小屋)の中でひときわ異彩を放つのが、ドイツのザイフェン村伝統木工工芸を扱うブースだ。職人が手作業で削り出したくるみ割り人形やお香立て人形「スモーキー」、繊細なキャンドルスタンドが所狭しと並ぶ。大量生産品にはない木肌の温もりと素朴な表情は、手に取った瞬間に違いがわかる。
運が良ければ、会場内を練り歩くセント・ニコラウスの姿に出会えるかもしれない。ドイツでは12月6日に子どもたちへ贈り物を届ける聖人として親しまれており、日本のサンタクロース像とはひと味違う伝統的な装束をまとった姿は、会場の祝祭ムードを一段と引き締めている。