本作の爆発的成功を語る上で欠かせないのが、超能力を持つ少女「イレブン(エル)」を演じたミリー・ボビー・ブラウンの存在だ。オーディション当時、わずか数行のセリフと坊主頭という過酷な役作りを求められながらも、研ぎ澄まされた眼光と圧倒的な感情表現で世界中の批評家を唸らせた。
セリフが極端に少ない初期シーズンにおいて、彼女は視線一つ、微細な表情の変化一つで孤独と恐怖、そして愛を表現してみせた。弱冠12歳にして世界的なスターダムへと一気に駆け上がった彼女は、作品の成長とともに自身も世界的影響力を持つ女優・プロデューサーへと飛躍。世界中の観客が彼女の成長をスクリーン越しに見守ってきたこと自体が、本作が持つドキュメンタリー的な熱量の源泉となっている。