熱狂の増幅装置となったのが、テレビを中心としたマスメディア・報道の存在だ。ワイドショーから報道番組まで、連日のように宮崎県の動向がトップニュースで報じられた。
とりわけ日本テレビのバラエティや情報番組は、知事の密着取材やマンゴー・完熟みかんなどの特産品PRを大々的に取り上げた。一方、公共放送であるNHKも、知事の政治的動きや地方行政改革の取り組みをニュース番組で深く掘り下げた。民放と公共放送の双方が競うように取り上げたことで、一地方知事の発言が日本全体の共通言語へと急速に仕立て上げられていったのだ。