一口に時計といっても、その駆動方式や表示方法によって時刻を合わせるアプローチは根本から異なります。まずは代表的な「アナログ時計」「デジタル時計」「壁掛け時計」の標準的な調整プロセスを押さえましょう。
機械式や一般的なクオーツを含むアナログ時計 時間の合わせ方では、ケース右側に配置された「リューズ(竜頭)」の段引き操作が基本となります。リューズは通常、2段階で引き出せる設計になっています。
まず、リューズを軽く1段引くと「日付・カレンダー調整モード」になり、もう1段(2段目まで)引くと「時刻調整モード(秒針が停止)」へと移行します。リューズ 操作方法の最大の鉄則は、「針回しは常に時計回り(順回転)で行う」ことです。逆回転させると輪列(歯車の噛み合わせ)に過度なテンションがかかり、微小なバリや摩耗の原因となります。また、ダイバーズウォッチなどに多い「ねじ込み式リューズ」の場合は、反時計回りに回してロックを解除してから引き出す手順を忘れてはなりません。
一方、液晶画面を備えたデジタル時計 設定方法では、サイドに並ぶ「MODE(モード)」「ADJUST(アジャスト)」「SET(セット)」などのボタンを使用します。一般的な手順としては、アジャストボタンを長押しして表示を点滅(設定状態)させ、モードボタンで「秒 → 時 → 分 → 年 → 月 → 日」の順に切り替えながら数値を合わせていきます。最後にアジャストボタンを一度押して点滅を解除すれば完了です。
リビング等で使われる壁掛け時計 針の合わせ方では、文字盤の針を直接指で回す行為は厳禁です。必ず裏面にある「針回しダイヤル(つまみ)」を指でゆっくり回転させて時刻を合わせてください。針を直接押すと、センターパイプの緩みや針同士の接触事故を招きます。