玉ねぎを握りこぶし以上の大玉に育てるためには、家庭菜園の元肥と追肥の違いを正しく理解し、成長フェーズに合わせた養分コントロールを行う必要があります。
元肥(秋の植え付け時)の役割は、春まで生き抜くための頑丈な根を作ることです。ここでチッソを効かせすぎると、冬を迎える前に苗が伸びすぎて霜柱で浮き上がったり、春先に花芽がついて芯が固くなる「とう立ち(抽苔)」の原因になります。したがって元肥は控えめにし、冬越え後の2月〜3月の追肥で葉と球を急激に肥大させるのが玉ねぎ作りの基本原則です。
鶏糞の施肥量と注意点として、1回あたりの追肥量は1平方メートルあたり一握り(約30〜50g)を目安にします。プランター栽培であれば、1株あたり数粒(約3〜5g)のペレットを株元から離して配置する程度で十分です。「たくさんあげれば大きく育つ」という感覚でドサッと与えることは、病気と腐敗を自ら招き寄せる行為に他なりません。