「掛け合う」は目上に失礼?ビジネスでの正しい敬語と言い換え例文

「掛け合う」は目上に失礼?ビジネスでの正しい敬語と言い換え例文

「掛け合う」は目上に失礼?ビジネスでの正しい敬語と言い換え例文の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

結論から述べると、上司や取引先に対して「私が掛け合ってみます」「掛け合ってください」と直接伝えるのは、ビジネス文書・口頭マナーの観点から望ましくありません。失礼とされる理由は主に3つあります。

第1に、「掛け合う」という動詞自体に敬語(尊敬語・謙譲語)の要素が含まれていない点です。単に「掛け合います」「掛け合ってみます」と丁寧語の「ます」を付けただけでは、目上の相手に対する敬意が十分に伝わりません。

第2に、「直談判する」「押し通す」といった武骨で対立的なニュアンスを相手に想起させる点です。上司に対して「私が役員に掛け合います」と伝えると、あたかも喧嘩腰で直談判しにいくような危うい印象を与えてしまいます。

第3に、取引先に対して「私が社内に掛け合います」と言うと、社内の内情や統制の乱れを露呈するリスクがあります。「無理を通すために内部で揉めている」という印象を与えかねないため、外部とのやり取りではより洗練された語彙を選ぶ必要があります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。