宮本和知氏の現在を語る上で欠かせないのが、2022年の創設時から指揮を執る読売ジャイアンツ女子チームでの目覚ましい実績です。本格始動以降、関東女子硬式野球連盟(ヴィーナスリーグ)や全日本女子硬式野球選手権大会において圧倒的な強さを誇り、トップチームへと育て上げました。
現場取材で見えてくるのは、単なる勝敗へのこだわりにとどまらない、女子野球全体のインフラ整備と社会的認知の向上に向けた情熱です。男子プロ野球界で培ったプロフェッショナルな練習環境や動作解析技術を女子チームに惜しみなく注入し、選手個々の身体特性に合わせた故障予防プログラムを確立しました。
「女子選手たちが将来プロとして生計を立てられる土台を作りたい」という公の場での発言通り、選手たちのキャリア支援や競技環境の改善にも奔走。選手との綿密な面談を欠かさず、一人ひとりのモチベーションを最大限に引き出すマネジメントは、女子野球界に新たなスタンダードを打ち立てています。