カラーギャングとは、グループごとに固有の「シンボルカラー」を定め、その色の服やバンダナ、スニーカーを身につけて集団行動をとっていた不良集団の総称です。主に中学生から高校生、20代前半の若者によって構成され、1990年代後半から2000年代初頭のストリートを急激に侵食しました。
彼らが活動の拠点としたのは、従来の暴走族のような幹線道路ではなく、渋谷センター街や池袋西口公園(IWGP)、新宿歌舞伎町といった大都市の繁華街でした。夜になると特定の色のウエアをまとった少年たちが数百人規模で広場やストリートに屯(たむろ)し、独自のハンドサインやスラングを交わしながら縄張り(テリトリー)を誇示する光景が日常化していたのです。
単なる不良の集まりにとどまらず、ヒップホップやスケートボード、グラフィティといったアメリカ発祥のストリートカルチャーと密接に結びついていた点が、これまでの日本の非行集団にはない大きな特徴でした。