インターネット上の情報には、制度の変更や類似名称の金融機関による混同が少なからず見受けられます。利用者が混乱しやすい3大ポイントの事実関係を整理します。
誤解1:三菱UFJ信託銀行のカードも同じ窓口・アプリで扱える?
グループ会社である三菱UFJ信託銀行は、プライベートバンキングや不動産仲介、証券代行などを担う別法人です。キャッシュカードの規格やオンラインシステムは三菱UFJ銀行(商業銀行)とは完全に独立しています。信託銀行のカードトラブルを三菱UFJ銀行の窓口に持ち込んでも再発行や磁気修復の対応はできません。自身の口座がどちらの銀行に開設されているかをカード券面のロゴと支店番号で必ず確認してください。
誤解2:デビット一体型カードが壊れたらデビット機能だけ使える?
ICチップにデビット機能とキャッシュカード機能が同居している三菱UFJデビット一体型カードにおいて、ICチップ自体が破損した場合、ATMでの現金引き出しだけでなく、店頭でのVisa/JCBデビット決済も同時に不能となります。この場合、デビット専用デスクまたは会員専用WEBサイトからの再発行手続きが必要となり、通常のキャッシュカードとは再発行ルートが分岐する点に留意が必要です。
誤解3:三井住友銀行のATMなら支店窓口のATMでも手数料が無料?
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は店舗外ATMの共同利用を実施していますが、「本支店の建物内にあるATM」は対象外です。駅構内や商業施設に設置された「店舗外ATM」であれば平日日中の引き出し手数料が無料となりますが、三井住友銀行の「支店窓口に併設されたATM」を利用した場合は、他行利用手数料(110円〜220円)が徴収されます。同じ看板のATMであっても、設置場所によって課金体系が異なる点は見落とされがちな盲点です。